header

真のトレイサビリティとは

21世紀に入り、グローバリゼーションが進行する過程において、世界中のあらゆる製品が均質化しています。それと同時に、この流れと拮抗するかのように、物量的な豊かさだけではなく、製品が本来持っているべき品位の確かさを求める動きも起こっています。近年、製品のトレイサビリティーを明確に開示することで、顧客との製造履歴を共有することで、安心感と信頼を構築しようとする価値観も確実に浸透しつつあります。
この度、フランスジュエリーはフランス国家が認知する品位保証の証として、世界中の顧客に対し、フランス国内でデザインされ、製造されたジュエリーに対して、【Label Joaillerie de France 】" フランス国内生産履歴表示ラベル (刻印)" を打ち込むという制度を施行することになりました。

 

刻印という手法

約2.5mmという非常に小さな六角形 (フランスの国の形を表現) の外枠の中に、ジュエリーが実際に製造されたアトリエの紋章と素材の貴金属の品位を示す印章をはめ込んだのが、【Label Joaillerie de France 】です。 品質管理や顧客管理のデジタル化が圧倒的な勢いで進行する現代において、フランスジュエリーは、フランス製の証である"刻印" を製品ひとつずつに打ち込むという古典的な手法を選びました。


ロゴの鋳造 : Monnaie et Medailles (フランス国立貨幣・賞牌鋳造局)
上部 : 刻印を許可されたアトリエの紋章 ( ひし形、イニシャル、シンボル等 )
下部 : パリ保証局の認める貴金属製品品位証明刻印
外枠 : フランスを象徴する六角形
サイズ : 約2.5mm


刻印:犬の頭

犬の頭 : 含有量 950/1000, 900/1000, 850/1000 のプラチナ

刻印:鷲の頭

鷲の頭 : 含有量 916/1000 と750/1000の金

 

フランスにおける刻印

フランスの宝飾・金銀細工メーカーは、古くから独自に、 "マスターの個人印"や "職業組合等の共同体印" など、作り手を証明するための "刻印" を用いて、製品の保証をしていました。これがフランス革命によって、個別の組合が消滅したことを期に、抜本的に再編されることになります。
  1797年11月9日、新たに制定された法律では、製品に打ち込まれる "印" はフランス政府の管理下に置かれ、フランス国内で流通する製品に対し、ふたつの刻印がつけられることになります。まず、メーカー自身の刻印、次に当局による素材の品質保証の刻印です。以来、金製品には "鷲の頭" が、銀製品には "ミネルヴァ (ギリシア神話の工芸の女神 )の頭 "、そしてプラチナ製品には "犬の頭" が貴金属の種類を表わすアイコンとして定着することになります。
さらに、1995年3月27日に制定された法令では、フランス政府によって貴金属の純度も管理され、金は585/1000 (14カラット)と 375/1000 ( 9カラット) のものが当局の刻印対象となりました。
21世紀に入り、この動きはさらに進行し、2004年7月1日の法令では、この品位 (純度) 証明記号は、銀・プラチナ製品までひろがります。さらに製造過程においても、使用金属の含有量が法律に定める範囲内のものであるか、制作がサンプルや仕様どおりであるか、テストで確認された内容通りであるかまで管理されるようになりました。こうして、各メーカーはDGDDI (経済財務省 関税総局) との協定により、【政府保証の貴金属製品品位証明刻印 】と【自社の刻印 】のふたつを打ち込むようになります。

そして、2006年6月、永らくふたつの刻印が押されたジュエリーに、【Label Joaillerie de France 】という唯一の刻印が、フランスジュエリーの品質と伝統を保証するシステムとして、BJOPによって創設されたのです。

 

このページの先頭へ